おつりが返ってくるギフト券
さらに、おつりが返ってくる商品券は、チケットショップなどへ売った際の換金性が高いです。
主なおつりが返ってくるギフト券一覧
・スーパー系
イオン商品券
セブン&アイ 共通商品券
京急商品券
・大手チェーン系
高島屋商品券
そごう商品券
西武商品券
JTB旅行券
・複数店舗利用可能
全国百貨店共通商品券
・使う店舗で対応が異なるギフト券
ビール券
お米券
図書券
自社発行系はおつりが出るケースが多い
おつりを出さないギフト券が存在するのは、加盟店が発行や換金で手数料を払っているケースがあるからです。
使える店舗が多いことで知られているVISAギフト券やマスターカードギフト券などクレジットカード系のギフト券は、おつりが返ってきません。
幅広いお店で使えるタイプは加盟店側の手数料の問題があるので、少額決済しておつりを出されると赤字になってしまいます。
スーパー系をはじめ、自社発行している商品券はおつりが返ってくるケースが多いのは、使えるお店が自社発行することで余計なマージンを削減しているからです。
利幅が基準になる
全国百貨店共通商品券は複数の業者が加盟しているにも関わらずおつりが返ってきます。
良い物を相応の値段で販売する百貨店は利幅が大きいので、おつりを出して加盟店の手数料が差し引かれても採算が合うことで寛大な対応をしていると考えられています。
逆に自社発行系でも、ドン・キホーテグループ共通ギフト券はお釣りが出ません。
薄利多売をするディスカウントストアの場合は、自社発行でも発券による手数料が大きいことや、少額購入で大半をおつりで受け取ろうとする方が多いので、おつりを返さない対応をしています。
プリペイド式が増加
プリペイド式で有名なのはQUOカードです。
たとえば500円のQUOカードをもらって200円の買い物をした場合、残高が300円に減ったQUOカードが戻ってきます。
このように、おつりが出ないけどプリペイド式で1度に使い切らなくても良いタイプのギフト券も、お釣りが返ってくるタイプと同じく人気が高いです。
おつりの必要性
贈り物で受け取ったギフト券の場合、自己負担を出さないようにしたり、使えるお店が限られるので1回で使い切ろうとしたりする方が多いです。
結果的に、手元にあるギフト券を使い切るように無駄に高額な商品を買ったり、余計な物を一緒に買ったりしてしまいます。
おつりを出さないギフト券の加盟店が多いのは、おつりが出ないことで生じる購買意欲を期待しているからです。
おつりが返ってくると、現金を受け取るのと同じように節約意識を持って必要最低限のものだけ購入できます。
同じ1,000円単位のギフト券でも、おつりの有無で有効活用できるかどうかが大きく変わってくることを覚えておきましょう。
百貨店を利用する若者が少ない中で、全国百貨店共通商品券の人気が高いのは、使えるお店が幅広くて、おつりが出ることに加えて有効期限がないからです。