ギフト券(ギフトカード)は控えた方がいい場面
ギフト券は貰う側としては使い勝手も良いのですが、プレゼントの用途では適さない場面もあります。
使いどころを間違えると失礼で非常識だとネガティブに捉えられることもありますし、金額に見合う価値を喜んでもらえないケースもあります。
ギフト券(ギフトカード)は控えた方がいい場面をまとめました。
お歳暮、お中元、お年賀など
季節の行事で贈り物をする場合にギフト券はNGです。
物を贈ることに意味があることを覚えておきましょう。ビジネスシーンだと現金に近いギフト券を持っていくと賄賂として捉えられてしまうこともあります。
目上の人への贈り物
ギフト券(ギフトカード)は現金に近い特性があって、お小遣いのようなイメージも抱かれることがあります。
部下や自分より歳下に贈る分には問題ないですが、歳上や上司など目上の人に贈ると馬鹿にしているように捉えられるリスクがあります。
例外として、何か贈り物を受け取った時のお返しとしてギフト券を贈る分には問題は出にくいです。
しかしお金の価値が見えてくるギフト券でのお返しは、最初の贈り物の価値を評価しているような印象を持たれます。
贈るのであれば、QUOカードや共通商品券のようにどこでも使えるような物ではなく、スタバカードとか図書カードのような用途を限定したものにしましょう。
ただ、「お世話になっているので」などと感謝の気持ちを伝えるだけではなく、「コーヒーいつも飲んでいるのでスタバカード使ってください」とか、「今読んでいる本が終わったら使ってください」など選んだギフトカードに対しるコメントも添えて渡すと嫌味がなくなります。
お詫び
大手企業であれば、何か不具合が出たお詫びでQUOカードを配ることもありますが、通常の個人が謝罪でお詫びに時に商品券を渡すと「ナメているのか?」と逆鱗に触れます。
お詫びの時は菓子折りを持っていくのが社会人のマナーです。
ビジネスシーンは基本的にNG
お詫びはもちろん、挨拶など取引先に渡す物でギフト券を使うと非常識に捉えられてワイロ的な印象を与えてしまいます。
社外の人を相手にしたビジネスシーンは用途を問わずNGです。
社内でも個人間でギフト券のやり取りをするのは、相手を理解していると自信を持っている人を除いて控えた方がいいです。
会社側が社内行事などで商品を用意するときはギフト券や金一封などの方が喜ばれます。
まとめ
全般的な傾向としては、目上の人へ贈る場合はギフト券を控えた方がいいケースが多いです。
ギフト券を活用する基準のひとつが、現金を渡した場合に表向きは気を遣わせてしまうけど、心の一部は現金をもらった嬉しさも感じられるような人に適しています。
たとえば、お年玉をギフト券で渡すと「なんだよ、お金じゃないのかよ」と不満を抱かれますが、何かのお礼で現金を渡すと失礼になることがあります。
まずは現金と比較して検討することが大切です。
根本的に現金を渡すと気を遣うのではなく「ナメてるのか?」と怒られたり、常識を持っていないと思われるような場面ではギフト券も控えるべきです。
ギフト券にするべきか迷うような時は控えて、商品で渡した方が無難です。